2012-07-07

母ちゃんが60歳になった

今日は七夕だね。

ちょっと、個人的なお話を。






去る
2012年7月1日




母ちゃんが60歳になった。

母ちゃんが60歳。


この一言に実に色々な想いが入り交じるのは、
この世に生を受けた者なら必然なのではなかろうか。


この人は、何をする為に産まれてきたのだろう。


僕たち、子供達を産み、育て、見守る為にこの世に生を受けた。



僕の目線から見る限り、それ以外の答えが
どれだけ頭の中をひね繰り返しても浮かんで来ない。



うちの母ちゃん、ハッキリ言ってすげー面倒な人間だ。


なんか、上手く言えないけど、とにかく面倒くさい女だ。


なんでもかんでもストレートすぎて、
正直すぎて、感情で動く。


それが時に人を不愉快な気持ちにさせたりもするけど、
そのストレートさは愛情という部分にももちろん例外ではないので、
僕たち子供からしたら、
その愛情というものに関しては
嫌という程伝わる。
鬱陶しい程。


今なお、だ。



母親が真っ直ぐにぶつかって来るから、
こっちも真っ直ぐにぶつかれる。


本当に、なんか上手くいえないんだけど、
すげ〜〜〜人間臭いんだ。

だからこっちも人間になれる。
素直になれる。


還暦祝いは出来る限り楽しませたかった。
感謝の気持ちを伝えたかった。

沢山の人にお世話になり、
自分たち的には盛大に執り行う事ができたと思う。

最中母親は、
『年取るのも悪くないね。』
『年取るのも悪くないね。』


ず〜〜〜〜っと何回も、この言葉を繰り返した。


もしかしたらこの日までは、
年取るなんて、良い事無い。

って、ずっと思っていたのかもしれない。


彼女は離婚も経験し、
この数年は本当に辛かったと思う。

ある意味では、今も辛さの真っ最中だろう。

その辛さは、真の意味ではわかってあげられようもないし、
正直言って、わかってあげてるフリ
しか出来ないんだ。
ごめん。



でも、だからこそ、
伝える内容は、本当はこれしかないんだよ。


『みんな、そばにいるんだよ!』


って。



これだけでしょ。

他に何もね〜よ。


お前がつくったんだよこれ。
ぜ〜んぶ。



おやじは今何してんのか知らんけど、
こんなんも読んでるんだと思うけど、


かーちゃんみたいな 難有り のやっかい女でも、
まっすぐに、正直に生きてれば、
なんだかんだ言ったってみな真っ直ぐに向き合う。
そして、突き放したりはしない。




かっこばっかりつけて、
いつまでも正直にまっすぐになれないでいると、
結局はいくら家族だって、
何も伝わらないんだよな。


同じ釜の飯を食う



って言葉の意味



ってゆうのを、もう一度考えないといけない。


嫁も、嫁の両親まで、
あれだけ祝ってくれた。


これは皆がかーちゃんにしてくれた

んじゃなくて、

かーちゃんがつんできたものだ。


あんたが掴んで放さなかったから、
ぶーぶーぶーぶー文句言いながらも
みんな側にいる。



お母さん、

本当にありがとう。


いい人生だ、って言ってもらえるようにしていきたいよ。




















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