2011-06-18

台湾旅行記 その2

那覇から台北までは、
毎日2本の直行便が出ていてフライトも1時間20分と
かなり近い。
むしろ近過ぎて、違和感があった。

台北の空港も、キレイ過ぎて更にしっくりこない。

そんな旅の始まりだった。

もちろん後々には、しっくりき過ぎる事になる訳だが・・・。

旅行会社の人と待ち合わせてホテルに向かう。

初日と最終日、ホテルと空港の往復に関しては旅行会社が手配してくれていた。

両替等を済ませて、なんやかんやでもう夕方。
機内食を断ったせいもあり、空腹だった。

今回の台湾行きは、本当に唐突に決めた。
1週間前に旅行会社に行って決めた。

なので情報収集等ほとんど出来ていなかった。
そんな中で、何人かの台湾経験者に話題を持ちかけたが、
全員がクチをそろえて言った言葉。

『何を食べても美味い』

空港からホテルまでのバスの中、ベチャクチャと中途半端な日本語で
話しているガイドの話そっちのけで、僕はこの言葉についてずっと考え込んでいた。


『とにかく、何を食べても美味い』


皆、こう言った。
本当に、皆。

へ〜、
と聞き入れて終わる様な言葉だとも思うが、
バスで急にこの言葉について考え込んだのだ。

今まで自分も何回か旅行は行った事あるけど、
この言葉ってなかなか凄いぞ と。
しかも、超がつくほどの深い仲の人に言うならまだしも、
そこそこの間柄(例えば僕で言えば、客商売をしているのでお客様と僕の関係等だ)で、
見知らぬ土地について聞かれた時に、相手の味覚の傾向も知らずに
こんな事言えるか???なかなか難しいよなぁ・・・
と、こんな事を考えた。
よっぽどなんだろうなと。
期待、膨らむけど・・・いいの???
と。

ゆっくりと膨れ上がる空腹感と共に、こんな事をぼんやりと想う。

すると、ホテルへ着いていた。

チェックインをすませ、ネットで今夜の食事どころを探す。


好小子海鮮店



という店に決めた。
理由は・・・勘だ。


2キロくらいの道のりを、
町を眺めながら歩いて向かう。
少しづつ、今いるのが異国だという実感が湧いてくる。





























台湾で一番最初に入ったこの店。
今回の旅で、たった1つの、
【2度訪れた店】
となった。
この店の、魅力にとりつかれて・・・。











つづく

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