先日、ジアミンアレルギーのお客様がご来店。
うちで行っているノンジアミン染毛をご希望。
白髪あり。
話を聞くと『マロン』というジアミンフリーの染料で
染めていて、それだと肌のトラブルがないそう。
マロンという商材を知らない僕は、
退色もあると言ってるし、おそらく塩基かHCかなと思っていたが、
もう少し突っ込んで話をきくと、
1剤と2剤があるとおっしゃる。
ここで嫌な予感。
後ろで話しを聞いていたサトシが直ぐにネット検索。(GJ)
案の定、なめてかかったらいけない染毛処方でした。
そのお客様はパーマもカラー(ノンジアミン)も希望。
パーマはいつも全然かからなくて、
サロンを出るときはOKでも数日でツルンだと。
3回はお直しするそうで、
艶のあるストレートの軟毛ですが
かけ直しのし過ぎで毛先はガサガサでした。
さっとネット検索したら、
『パーマがかかりにくくなります』
『過酸化水素でダメージする恐れがあります』
と。
過水が使えないんじゃカラーは無理だし、
パーマもブロム酸しか使えない。
し、このマロン、甘く見たら痛い目にあう予感が
どんどん膨らんできたので、お客様に説明し、
除去方法を探しますのでと丁寧にお話し、
その日はお帰り頂いた。
シュワルツコフ・ヘンケルのカスタマーの方とお話したら、
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髪の表面に、重合させた鉄成分が付いて黒褐色に染色している。
マロンで染毛後は、
髪に付いた鉄の影響で、
・過酸化水素は活性し熱を持ち、過剰に反応→ダメージ
・還元剤は髪を還元する前に鉄と反応し、髪が還元されない
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のだそうです。
除去するには、パーマの1剤(アルカリチオ推奨だそう)で
最初に鉄と反応させることでピンクっぽい色が出て剥がれるが、
完全に除去できるとは言えないと言われました。
となると・・・・
どのみち、パーマもカラーもかなりリスキー。
でもどうにかしてあげたいなぁ・・・・
ジアミンアレルギーの人にとってはありがたい商材でも、
こうした大きなリスクが伴う。
なんとも・・・歯痒くて辛いです。
これから電話して、お客様に説明します。
しかし、どうにかならんかなぁ・・・
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