2016-11-13

カラーリングについて考え直します

全てのタイミングは本当に繋がる。

先日カラーリングのパッチテスト、リスクヘッジ(これはサロン側お客様双方)に関する講習を受けてきたが、うん、そうですよねと再認識。

デザイン、髪や肌への負担、高いと言わざるをえないアレルギー性…
色々と方向性を考えていた所で丁度この様な講習も沖縄で受けられて、
課題も見つかった。

まず、カラーリングはここまでポピュラーじゃなかったのが従来。
今はファイヤーヘッドではカットに次ぐ需要の多さ。
当然比例してトラブルも増える。
そして求められるクオリティーも上がる。

絶対、
プロフェッショナルとして、最高の形で提供したい。

悩ましい課題も多いのですが、正直、
ワクワクしてます。

サロンの信念をしっかりと打ち出し、
私達の価値観をしっかりとプレゼンテーションして
他には出来ないサロンワークをしたい。

一番悩んでいるのがやはり白髪染め・・・


  • どうしてもジアミン濃度が高くなりがち
  • 頭皮への接触も、避けにくい場合もあり
  • 特に来店サイクルが近い人へのアプローチが本当に難しい…

といった難点があります。

ファイヤーヘッドではサイクル短い人だと2週に1回なんて人は普通にいます。

これがサロンでやってくれてるからまだ良いのですが、
1ヶ月に1回サロンでカラーして、
でも次の来店まで待てなくて間で自宅でもやってしまうお客様。
このタイプの人を本当に心から救ってあげたいと思うのですが
ここが本当に難しい。。。
1ヶ月に1回来てくれてる人(通例からしたら充分にマメなお手入れです)
に、
『もっとマメに来て。家でのカラーは身体に悪いよ』
とはさすがになかなか言えないわけで…
サロンカラーも含め、
1ヶ月に2回、3回とカラーする人なんて
本来めちゃくちゃ美意識が高い人なわけです。
白髪見せたくない、美しくありたいわけです。
そんな、僕達が一番支えてあげないといけない層の人達が、
自宅カラーを挟むことが避けられないので髪がボロボロ、
色はハチャメチャ…
この歯がゆさったら、もう本当に深刻なのです。

現状も
ファイヤーヘッドでは打開策を展開してはいます。
だけど、それもダメだなと今思ってるので近々大きく、
全てのベクトルをゼロから考え直して
サロンのヘアーカラーに対する指針を再構築します。

目指すところは、

  1. 高いデザイン性
  2. 最小限の髪への負担
  3. 徹底した身体へのリスクヘッジ
  4. 現代の法的な部分の整備
  5. 白髪染めへのトータルコストへのアプローチ(お金・時間)

強く感じる僕の未来予想としては、
今後のヘアーカラーに関して
頑張るのはもう美容師だけではなくなってくるでしょう。
ヘアーカラーがものすごい勢いでポピュラーになった今、
このスピード感と引き換えに置き去りになっている物があります。
その代償は、決して小さいものではありません。

個人情報保護の観点でカルテは書かない、
カラーのリスクなんて何も知りません、
トラブルは全てサロンの責任、

美容室を利用する上で、
こうゆう方向性そのものが本来凄く大きく間違っていると僕は思うし、
ここを美容師、お客様、
双方が打開しないとこの先ヘアーに関して何も楽しめなくなる。

パーマにしても同じです。
薬剤全般。

こうしてしまったのは、
私達美容師にも責任があります。

しかし、そこの歩み寄りを目指そうよという動きがあることも
今回わかったので、
そこには大いに期待、応援するとともに、
まずは私の大切な大切な顧客様を、
正しい知識と、私達なりの信念で
しっかり守ってゆきたいなと。

そう考えています。








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