2017-06-15

美容室の土日休みは悪なのか?

さて、6月も今日で折返し・・・恐ろしく早いです。

FIREHEADも5年目を爆走中です。

美容室の労働環境に関して少しずつ色々な動きがありますが、どうでしょうか美容室で働いている皆さん、人生を満喫できているでしょうか?

FIREHEADでは僕がオープン前からチャレンジしたいと考えていたこと。

FIREHEADで働くメンバーは、


  1. 週休二日以上休める(週休3日もありだと思います)
  2. 土日も休める(結婚式に出席したりライブに行ったり子供の学校行事にしっかり参加できる)
  3. 年に何回でも旅に出れる(連休が取れる)
  4. 短時間で結果を出す事に力を入れる(長時間労働=悪という風土の実現)
  5. 美容師として成熟していてお客様に支持されていれば(=売上ですね)労働時間も自由に設計して構わない。(暇なら帰っても良い)

上記を労働基準法に添って実現したいと考えていました。

これがしっかり出来つつある今だからちょっと強気に言えますが、上記は達成したいというよりも美容師として成熟する(お客様に支持される)人間になるために必要だと思うし、人生をより充実した物にするためにも必要だと思います。

もっと言えば、美容師として成熟しているのであればもう一つ別の仕事をしたって良い。どころか、どんどん色々な事をして経験や体験を増やして心を(己を)成長させて行くことは結果美容師としての成熟にも繋がると考えます。お金に余裕が出てきた後は、人間は次には時間の投資をしないとステップアップできないと考えます。僕にとっても働く人にとっても、皆にとって大切なその時間を職場として奪いすぎる事は非常に問題であるし、これをやっているうちは美容師としても伸びを制限してしまうことになりかねないと考えます。

美容師は、クライアントとの距離が他の職にはなかなか無いってくらい近い職種です。物理的にも、メンタル的にも・・・。

一人の美容師として他と差をつけてお客様を【惹きつける】には【テクニック ✕ 人間力】この掛け算でしかない。

土日は一般的には休むことが悪とされている美容業界。FIREHEADは平気で休む状態でスタートしました。僕とて最初は業界に植え付けられていた先入観を拭いきれずにスタートさせましたから最初はこわかったですけど(これとうち独自の初回の料金体系はこわかった)、今は正解だったなと思っています。全く問題ない。どころか、平日のお客様が増えます。

でもこれは、美容室のキャパや客層やそのお客様達のライフスタイルを改めて分析して予想すれば、見えてくる事だと思うのです。そうやって考えた結果、働くメンバーの人生を充実させるためだけでなくサロン経営の視点で考えても、僕は『土日も休んだほうが良い』と確信したので今の休日スタイルをスタートさせました。考えて考え抜くことで新しく見えてくることは沢山あります。


業界は、何故土日休みを悪としているのでしょうか?『土日は忙しいから』だけって・・・考えが浅すぎます。

僕達は、何故大切な人の結婚式やお葬式に出席するのにも勇気が必要だったのでしょうか?そしてそれは、本当に必要なことなのか?

実際には、サロンの規模や立地でも変わります。が、その時は経営陣は理由を説明できるはず。『忙しいから』なんて理由じゃなくて、その先まで。

僕は美容師は本当に良い職業だと思うので、微力ながらにこういった労働環境の見直しを小さなサロンだけどやっていきたい。実際には見直しとか改善とかじゃなくて、美容室という職種の真実・本質を自分の頭でしっかり考え直して最適化するだけです。その結果、業界の常識とズレた。これだけなんですけど。今後もまだまだ考えて、これをやり続けます。




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