僕は車が大好きです。
車って、なんなんですかね。
なんでこんなに情が入るのか。
車は洋服と同じだと思います。
もの凄いパワーをもっている。
その人と常に対の関係で、
時として、所有するヒトそのものまでをも飲み込んでしまう。
すごい存在。
洋服もそうですよね。
車は走ればOKな人。
手入れが楽ならOKな人。
もいるし、それもまた一つ。
でも僕はそれ以上に、
【気分】を大切にします。
所有することで、キーをひねる事で、
共に駆け抜ける事で、
どこまで気分が良くなるか。
現時点での愛車、2台
1995年式 BMW E36 水冷直列6気筒 328カブリオレ
1974年式 Volkswagen type1 通称ビートル 空冷水平対向4気筒エンジン
もう、最高。
最高なんすよ。2台とも。
ルックス、乗り味、音・・・
もうね・・・、最っ高。
こんな最高の2台の主治医が、
今日はご来店してくださいました。
宜野湾市にある知名モータースの知名さん。
いつも本当にお世話になっております。
知名さんは、知名さん自身がワーゲンが本当に大好きで、
僕も知名さんがいてくれるから安心して旧車に乗れます。
今日も色々と車の話をしていました。
今、ビートルの塗装を塗り直そうと考えているのですが・・・
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知名さん:『車をいじるときに、まずはその人の趣味、職業、ライフスタイル、
どんな音楽を聴くのか、どんな服をきるのか、』
俺:『はぁ・・・・』
知名さん:『それを考えます。自分は車屋で、故障の修理とか、そうゆう仕事なんですけど、ただ直したりとかそうゆう事ではなくて。』
俺:『はい・・・。』
知名さん:『カッコイイ車を創る。そこにやっぱりこだわっていきたいじゃないですか』
俺:『いやぁ・・・知名さん、仕事見てて伝わりますよ。それが』
知名さん:『自分が仕上げた車が、街を走るんですよ。自分で見かけた時・・・やっぱり嬉しいじゃないですか、カッコ良かったら。お客様も喜んでくれますし。』
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髪を切りながら、
知名さんの仕事へのスピリットが、バイブスが、
ガッツンガッツン伝わった。
このような男のお客様は、
来て頂くだけで最高の自己啓発になる。
【カッコいいかどうか】
ここに全てを注いでいる。
そんな知名さんが最高に好きな車、
空冷のフォルクスワーゲン。
僕もずっと憧れだったビートル。
沖縄に来てすぐ、車を探している時に知名さんに出会い、
薦められて買ったビートル。
故障が多い、修理が大変、部品が手に入り難い、
そのような印象があったので、
経済的に余裕のない自分には、
まだまだ雲の上の存在に思えたビートル。
知名さんの『絶対大丈夫。乗った方が良い』
の一言で、オーナーになる決心をした。
そして、本当に大丈夫だった。
俺のビートルは、今日もドフドフドフドフと唸りを轟かせながら、
元気よく沖縄を駆け抜ける。
世の中には、数こそ少ないが、
『パーフェクト』な創造物が存在する。
このVolkswagen Type1は、
その数少ないパーフェクトのなかの1つなのでは?
と、真剣に思う。
そして驚きなのが、
付き合いが長くなればなる程、
どんどん好きになってゆく事。
こんなに見飽きない創造物があるのかと、
正に棺桶にまで持っていきたい。
大切なパートナーだ。
家族だ。
そして、【モノ】の奥には必ず、【ヒト】が存在する。
知名さん、本当に良い仕事してるなぁ・・・
自分も、ヘアースタイルという【モノ】から、
【ヒト】を垣間見たくなる様な、そんな創造をしたいものです。
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