2013-06-09

中学校での講話を終えて。








すべての写真・生徒さんたちの感想文へのリンク
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先日もお伝えしましたが、

(詳しくはこちらを)

中学校で小さな講話の依頼を受け
美容師という職業についてと、
進路学習中の生徒向けに将来の夢と就く仕事について、
働くという事についてお話してきました。

最初友人にこの話を頂いた時には正直自分でいいのかと驚きましたが、
今このタイミングでこの様な内容のスピーチを考えるのは
自分にとっても最高に良いタイミングだなと瞬時に判断。
よくもまぁ必要なミッションが必要な時に
こうも降りかかってくるなと驚きながら即決。
引き受けさせて頂いた次第です。


スピーチの内容はアウトラインだけまとめたものをこの記事の最後に記載しますので興味のある事はそちらをみてください。


そして、
先日そのスピーチを聞いてくれた学生の皆からの感想文が送られてきました。


本当に嬉しくて感動して、泣きそうになりました。


正直、このようなスピーチは初めての経験で、
一生懸命考えて話をまとめて本番を迎えはしたのですが反省が多くて・・・


美容師の仕事の内容以上に、
将来就く仕事に対する考え方や
自分に合った夢を見つける為に
今から心がけて欲しい事などについてを熱く語り過ぎまして・・・笑
ちょっと反省してたんです。


美容師の話しをしないといけないのに・・・
中学生には難しすぎたかなと・・・




だけど、感想文をみたら・・・


予想をはるかに超えて、
一番伝えたかった部分が
生徒たちに伝わっているのがわかりました。


若い子達がロックオンする夢を見つけ出すのに
1番大切だから1番伝えたかった事
について皆ちゃんとそれなりに受け止めてくれたんだ・・・と。


かなりグッときました。


世の中、仕事に対する考え自体も歪んでいたり寂しい人が多いし、
なによりなんの経験もないうちに進路選択を迫られ、
仕事を心から楽しめるような職業に就くだなんて
大方無理。
いたらその子が奇跡的。


僕自身が美容師に出会えたのが奇跡だと思ってますので。



だから若い子達には少しでも、
奇跡じゃなくて自分のチカラで夢を見つける為のコツを知ってほしかったのです。
僕流のやり方にはなりますが・・・笑



自分を見つめて適職を選ぶ事が出来さえすれば、
仕事ってこんなにも楽しいんですよ!


というのを伝えたかった。


本当に良い経験になりました。

では以下スピーチの概要です。












働くということ・仕事について

- 自己紹介。


- ここに至るまでの経緯と、どんな子供だったのか。という話。

 一見バラバラな要素が最後には全て実となり、繋がるという前置きのもとに、
    - ・とにかく女の子が好きだった。(笑)
    - ・埼玉県に産まれて、小4で引越した。
    - ・転校を期ににいじめにもあった。
    - ・とにかく音楽が好きで常に音楽を聴いていた。
    - ・人を笑わせるのが好きだった。
    - ・何事にも興味津々。納得のゆくまで知ろうとする。
    - ・高校の時にアルバイトで美容室に。





- では、美容師とは実際にはどの様な仕事なのか。

    - 職人的な技術と接客によるサービスを一人で同時に行う、
  他にはなかなか類を見ない仕事である。
        - 大工、シーサー職人、お酒作り、等、自分の技術と
   向き合って一般の人には出来ない仕事をこなすのが職人
        - お客様にとって好感の持てる立ち振る舞いを軸に、
   お客様の心を満たして評価されるのがサービス業
        - この双方が密接に絡み合う他にはなかなか類を見ない仕事。


    - 髪型を作るのは本当に難しく、実際には地道な努力が必要で、
  見た目と違いもの凄く地味な仕事。
    - だけど、お客様をリラックスさせ元気にしないといけない!→華やかなイメージ
    - 例えば飲食店にだってコックさんとウエイトレスさんは別々。
    - 技術と接客、両方を兼ね備えないとお客様を喜ばせることは出来ない。
    - 16年続けて自分のお店を持っても尚勉強し続ける必要のある
  とても奥の深い仕事。
    - 勉強した技術で目の前のお客様がどんどん素敵になってゆく光景が
  何年続けても飽きないくらい楽しくて楽しくて仕方が無い。
    - でも、だからといって全員にオススメしたいかといったら、
  仕事とゆうのはそんなに簡単な話じゃない。
  だから就く職を考えるのは難しい事である。
    - なぜなら、人には十人十色のツボというものがある。
    - そのほとんどは、中学生の皆にはもう少しずつ表に出始めているのではないか。







- では、仕事とは一体なんなのか。
    - 勤労は国民の三大義務の一つである。(教育、勤労、納税)が、
  仕事とは決して仕方なくやる様な面白みのないものではない。
    - でも悲しいことに、大半の人は仕事を心から楽しめていない。
    - それはにはちゃんとした原因があると思う。
    - 自分の仕事を考えないといけない年になるまでに経験や体験が少な過ぎる。
    - 経験なくして夢は思い浮かばない。普通に暮らしていたら、
  20半ばまでは到底無理。人によってはそのまま人生を終える。




- 楽しみながら本気で取り組める仕事を探すには?
    - 心から楽しめる仕事を見つけるには、
  今からなるべく多くの事を経験する事。
  将来に関係なくてもいいので未体験のことには積極的に関わること。
    - それでも足りない分を補う為には、他人の経験を自分の体験の様に
  我が物にする以外に方法はない。これを行うには、本を読む以外ない。
    - 思い浮かぶ職業を書き出してみるといい。きっと100も浮かばない。
  そんな少ない知識と経験の中から仕事を選ぶなんて到底できない。
  これはこの事に気づいていない大人も同じ。



- それ以外に今から出来る一番簡単な事。それは、自分の事をしっかりと知る事。
    - ・本当の自分はいったい何が好きなのか、意外と皆わかっていない。大人も。
    - ・キーワードは【テンション】
    - ・何でテンションが上がるのか、覚えておくことの大切さ
    - ・勉強の一時間、ゲームの一時間、漫画の一時間、
   この体感的な違いをよく噛み締める事。自分を分析すること。
    - ・~したい と ~しないと の大きな違いを覚えておくこと。
    - ・好きな事は苦痛じゃない、疲れない。時間がいくらあっても足りない。
   好きじゃない事は疲れる。酷いと最後には病気になる。
    - ・(学校の勉強は必要だと思う。勉強や部活で、
    身体や脳みその使い方を覚える。出来ない が 出来る 
    に変わる過程を覚える)
    - ・好きな事は本気でやり続けると仕事になる。ゲームでも漫画でもいい。
   全て大人が本気で作って、人を喜ばせて、
   立派な仕事として社会で成り立っているものである。
   ただし本気でやらなかったら何の意味もない無駄な時間。



    - ・一見何の脈略の無いことが、いつか全て繋がる。
   無駄なことなど一つもない。(本気でやったことに限る)



    - ・自分だったら、音楽・人と話すこと、女の子が好きな事、
   写真が好きなこと、いじめられて習得できた周りの人の気持ちを
   考えるチカラ。今、すべてが繋がって一つにくっついて
   美容師の仕事に役立っている。



- ・お金を稼ぐことは、笑顔を稼ぐこと。周りの人のテンションを稼ぐこと。
  人に感謝される事。
    - ・お金のことだけ考えると、お金は【ある程度】しか寄ってこない。
    - ・人を喜ばせると、お金は勝手について来る。ポイントみたいな物。
    - ・仕事は選ぶだけじゃない、作れる
    - ・仕事はゴールではない。人生を充実させるためのツール(道具)に過ぎない。



- 夢とは、職業ではない。どう生きるかをたっぷり時間をかけて、ワクワクしながら考えてみて欲しい。





以上。


声をかけてくれた
たーこに感謝。










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