2017-02-06

髪のコンディションと食事

お客様にお配りしている読み物のバックナンバーです。

日々である知識、見解を整理して
私見たっぷりに綴ります。

ラベル:知的好奇心放浪記にて掲載してゆきます。


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〜髪のコンディションと食事〜


前回からの続きで、身体の健康と髪の関係についてです。

空腹感のコントロールの実験をきっかけに昼食後のダルさから開放された話から、身体にとっての糖質の作用を知る事になり、糖質制限及びケトン体質という1つの食事法を知る事になった2012年。(ここまでは前回の記事に詳細を載せてます。ブログでも見れます。)僕は相変わらずオタク美容師まっしぐらで、毎日お客様の髪の事ばかり考えていました。(これは今もですが笑)  では、髪がどのようになると女性たちのテンションが下がって、どうなると皆喜ぶのか。これを考えるときに切っても切り離せないのが髪の痛み。つまりはダメージということになります。髪はどの様な過程でダメージするのか。ここに大きく関わってくるのが【酸化と還元】という現象です。これが健康や食事にとっても重要なキーワードなのです。さて、難しくなってきましたね(笑)なるべくわかりやすく説明します。

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〜パーマやカラーで、髪に何が起こるか〜


僕は科学者じゃないので必要な部分だけ勉強しているのですが、パーマ(ストレート含む)やカラーは、薬剤によって髪に色を付けたり、形をつけたりする技術で、そこでも必ず関わってくる重要なキーワードに【酸化と還元】という現象があります。この2つは必ず同時に起こります。ヘアーカラーは酸化によって髪の色が変化し、パーマは還元で髪の内部に変化を起こしてそれを酸化で固定します。【酸化=酸素を得ること】で、【還元=酸素を失うこと】です。しかしこれはあくまで酸素を軸に説明した時の言い方で、他にも水素を軸にした場合、電子(イオン)を軸にした場合があります。全て酸化と還元です。つまり、皆様が美容と健康に関する話題として聞いたことのあるキーワードであろう『マイナスイオン』『水素美容』『水素水』『抗酸化作用』『活性酸素除去』『フリーラジカル除去』などは全て酸化と還元が関係した言葉であると言えると思います。そしてすべて、身体の酸化を阻止する美容法になります。体内、体外(お肌など)と全てにおいて昨今注目されているのが、酸化を阻止するというキーワードに総括できるような感覚を僕は感じてます。そしてそれは実際に、有意義です。

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〜では、髪をキレイにみせるには?〜


美容師でもお客様でも、良いコンディションの髪を追求していく場合に皆様最初に頭に浮かべるのは【トリートメント】かと思います。トリートメントも最近は様々な物が出回っていて私達プロフェッショナル向けの商材であってもそれはそれは、莫大な種類の商材が存在しております。しかし、その作用を大きなくくりで考えた時に必ず使用されているのが【油分】です。イオン(プラスとマイナス)のチカラで油分を髪にくっつける様なものが9割以上ではないでしょうか。油分や保湿成分を、数回のシャンプーでは落ちない様な方法で髪にくっつける。これが現在主流のトリートメントの基本的な考え方かと思います。しかし、この方法ではイタチごっこで、何かもう少しダメージの根幹に作用するような違うものは無いものかと考えておりました。とにかく情報が大切で、興味を持ったものはまず試します。こうしてFIREHEADでは自分たちの感覚でしっかりと厳選した商材や美容理論を構築しているわけですが、認めざるをえない悲しい事実が1つだけあります。それは…髪を一番痛ませるのは問答無用で美容師である、という事です。一般的に髪を痛める原因とされているもの、沢山ありますね。紫外線・ドライヤー・ヘアーアイロン・濡れ髪で寝る行為・海水浴やプール・他にも沢山。でも、明らかにこれらと比べるに値しない程の破壊力を持った行為が有ります。そうです、カラーやパーマ…薬液を使った施術。髪はこの時に一番痛みます。そんなある時、体に関する酸化と還元の発想を思い出しました。身体や健康は、酸化により悪化します。前回お話した糖質の身体への作用も、酸化という観点でも実は悪影響だと言われているのです。体内の酸化は、万病の原因になると言われています。白髪が増える原因にも成り得ると私は考えています。スキンケアも酸化を防ぐことが大切なのは周知の事実。じゃあ、髪の毛は…?という流れで髪の酸化に関してちょっと色々考えてみたほうが良いのではないかと思うようになりました。そして調べると、その様なアプローチの商品が存在する事もわかりました。これはいわば、油分で髪をツヤツヤツルツルに見せる従来のトリートメントとはかなり視点を変えた考え方だといえます。『抗酸化を、髪や頭皮にも。』結論から言うと、これがかなりの手応えだったのです。



ラベル:知的好奇心放浪記にて続きます。

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